こんばんは,ぱちタロウです.
今回は,キャンプ大好きな父からの持ち込み企画です.
父が所有する日産エクストレイルにヒッチキャリアを取り付ける様子を撮影しましたので,ご覧ください.
ヒッチキャリアとは?
クルマの後部に取り付ける拡張型の荷物置き場です.
言葉で説明するより,写真で見て貰った方が早いと思いますので,早速ご覧ください.
この黒いカゴ=ヒッチキャリアです.
この部分に,車内の荷室に積載できなかった荷物を置くことができます.
取り付け部品•準備物一覧
今回取り付けた車種と部品は,次の通りです.
尚,ヒッチメンバーは業者で取り付けておいたので,今回はヒッチキャリアの取り付けのみです.
○日産 エクストレイル DBA-NT32
○CURT クラス3 ヒッチメンバー13204 13y-エクストレイル(T32系) ¥39,800-
※取り付け費用 ¥32,780-
クルマとヒッチキャリアを連結させるものです.
前述の通り,専門業者に取り付けて貰ったようです.
↓ヒッチメンバーはこちら↓
○CURT ヒッチキャリア 18153 ¥25,800-
荷物を載せるカゴの部分です.
↓ヒッチキャリアはこちら↓
○CURT ロックピン/ヒッチロック(2インチ角) 鍵あり 23518 ¥3,600-
ヒッチメンバーとヒッチキャリアを連結する際に使用するピンです.
盗難を防止するために,鍵付きをオススメします.
↓ロックピンはこちら↓
○CURT カーゴネット 18202 ¥2,800-
積載した荷物を固定するネットです.
今回は省略します.
↓カーゴネットはこちら↓
○ヒッチキャリア専用 ガタストップ ¥1,600-
ヒッチメンバーとヒッチキャリアのグラつきを防止します.
↓ガタストップはこちら↓
○リフトテーブル
ヒッチメンバーとヒッチキャリアを連結させる際に使用しました.
○モンキーレンチ
ガタストップを取り付ける際に使用しました.
工具を除いた部品と取り付け工賃で,計106,380-になります.
取り付け作業
1.ヒッチメンバーにヒッチキャリアを取り付ける
クルマから出ているヒッチメンバーに,ヒッチキャリアを差し込みます.
ヒッチキャリアは約30kgなので,リフトテーブルがあると作業がしやすいです.
2.ロックピンで固定する
ヒッチメンバーとヒッチキャリアに,それぞれ穴が空いていますので,そこにロックピンを差し込みます.
無事取り付いたと思ったのですが,思いの外グラグラするヒッチキャリア…
実際に公道を走ってみたのですが,なんとも言えない…軋む音というんですかね.
うるさくはないんですけれど,心理的に不安になる音が後方から聞こえてきました.
3.ガタストップでグラつき防止
そこで,このグラつきを防止するために,ガタストップを購入しました.
仕組みとしては,ヒッチメンバーとヒッチキャリアの連結部に対して,U字の先端にネジ山を切っているものと,鉄板で挟み込む機構となっています.
最後はモンキーレンチで締め込めば完成です.
実際に公道を走ってみましたが…効果的めんでした.
先程の不安感を煽る音は,一切なくなりました.
ちなみに1〜3までの作業時時間で,約15分でした.
ヒッチキャリアをリフトテーブルの上に移動させることを考えると,大人2名が必要です.
慣れれば1名でもなんとか…いや,オススメはしません笑
ヒッチキャリア装着時の各寸法
とりあえず無事,ヒッチキャリアが装着できましたので,色々とサイズを測ってみました.
まず,ガタストップ装着時の地上高ですが,約22cmです.
カタログ上の最低地上高が205mm(20.5cm)なので,特に問題なさそうです.
ヒッチキャリアの幅は約155cmです.
車両の全幅が1820mm(182cm)なので,車両の幅よりも小さめです.(注意点は後述します)
ヒッチキャリア使用時の注意点
ナンバープレートの視認性
今回取り付けたヒッチキャリアは折り畳み式なのですが,エクストレイルに取り付けた状態で折り畳むと…
思いっきり,ナンバープレートが隠れてしまいます.
これで公道を走ると,赤いランプを灯したパンダに追いかけられるので,ご注意ください.
ただ,その他の灯火類は隠れないので,ナンバープレートを移設すればOKじゃんと思いましたが,結構面倒くさいですね、あれ笑
大人しく,公道を走行する際は,折り畳まないことが無難なようです.
その他,ナンバープレートを隠さないようにするためには,積載する荷物にも注意が必要です.
ヒッチキャリアからナンバープレート下部までが約45cmでしたので,少し余裕を持って荷物の高さは40cmくらいまでに抑えたいところです.
積載重量
キャリア自体の耐荷重は200kgほどありますが,約50kgの荷物を乗せてみると,クルマ自体が結構後ろに沈みました笑
また,法律の観点からも,ヒッチキャリアに積載する荷物は,車外に積載する手荷物扱いとなりますので,いずれにしても50kgがMAXのようです.
死角
こちらも法律上仕方ありませんが,ヒッチキャリアがクルマの全幅を超えてはいけません.
当然,装備したヒッチキャリアも車両全幅より小さいわけですが,運転者はヒッチキャリアをミラー越しに確認できません.
わかりづらいですが,助手席側ミラー越しに確認してみるも,ヒッチキャリアは写っていないことがわかります.
そのため,いつもの調子で運転していると,ちょっと怖いです.
でも,アラウンドビューモニターでは確認できたので,後退時は少し安心です.
積載物のはみ出しは全長の10%まで問題
ヒッチキャリアを取り付けると,クルマの全長がものすごく長くなります.
今回取り付けたヒッチキャリアは,約1m出っ張ってます.
…これ法律上,大丈夫なの?
そこで色々調べてみましたが結論から書くと,オフホワイトのようです.(宮○?)
○問題になりそうな道路交通法の内容
積載物は,車両全長の10%以内に収めなければならないというものです.
例えば,エクストレイルの全長は約4.7mですので,積載物は47cmまでなら出っ張っても大丈夫となります.
で,前述の通り,ヒッチキャリアはクルマから約1m出っ張ってます.
あれ?これって公道走れないんじゃね?
疑問に思いましたが,そう単純な話でもなさそうです.
○ヒッチメンバー/ヒッチキャリアの取り扱いについて
まず,クルマとヒッチキャリアを連結させているヒッチメンバーですが,これは車両に該当するようです.
そう,積載物ではなく車両です.
先ほどの話では,車両からはみ出てもいいのは,車両全長の10%までの積載物でした.
つまり,ヒッチキャリアは積載物ではないため,そもそも関係ないことがわかります.
なお,ヒッチメンバーやヒッチキャリアは,厳密には車両の構造変更になります.
加えて,ヒッチメンバーやヒッチキャリアはボルトやナットで取り付けてあるため固定取り付けにあたるらしく,構造装置の軽微な変更時に該当します.
つまり届出は不要です.
てことは,全く問題ないじゃないか?と突っ込まれそうですが,問題は取り締まる側がきちんと把握しているのかどうか…
ここ数年のキャンプブームでヒッチキャリアを装備するクルマは増えていますが,取り締まる側が法律をきちんと把握しているのか,あるいはどのように解釈しているのかはわかりません.
もし説明を求められた際には,きちんと説明ができるように準備をしておいたほうがよさそうです.
まとめ
本日は,日産エクストレイルにヒッチキャリアを取り付けてみました.
合計11万円に迫るオプションですが,使い方次第ではコスパは良さそうです.
また,単純にキャンプ場での存在感もピカイチなので,ドレスアップ費用を込みで考えると許容範囲…ですかね?
近年では冬キャンプが流行していることもあり,荷物が増加傾向にありますが,その問題のひとつの解としてヒッチキャリアがあるということをご紹介させて頂きました.
ご拝読ありがとうございました.
※本記事に記載しました製品仕様や法律につきましては,記事掲載時のものです.
※取り付けの際には,法律関連も含めて,専門業者等にお問い合わせください.
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