こんばんは,ぱちタロウです.
本日は現在公開中の映画「007 ノー•タイム•トゥ•ダイ」を観に行ってきましたので,その感想を書きたいと思います.
なお,今回はがっつりネタバレしますので,まだご覧になっていない方は劇場でどうぞ!!
クレイグ•ボンドの集大成!!
主演のダニエル•クレイグですが,ジェームズ•ボンド役を演じ始めたのが「007 カジノ•ロワイヤル」という作品でした.
この作品では007に昇格したての,未熟で荒々しいボンドが描かれておりました.
そんな彼が愛する人であるヴェスパー•リンドと出会い,愛しあい,裏切られ…といった内容で,007に昇格した早々に心に傷を負う姿が印象的でした.
その後,「007 慰めの報酬」で暴走しつつも(一応?)復讐を果たし…
「007 スカイフォール」で自身や上司のMの過去と向き合い…
「007 スペクター」では宿敵との対峙とマドレーヌ•スワンという愛する人との出会いと引退という流れがありました.
今回はそんな伝説のスパイ(というか作品内では過去の遺物扱い)の元•007であるダニエル•クレイグ演じるジェームズ•ボンド最期の活躍が描かれた集大成の作品と言えます!!
○クレイグ•ボンドの作品一覧
- 007 カジノ•ロワイヤル (2006年公開)
- 007 慰めの報酬 (2008年公開)
- 007 スカイフォール (2012年公開)
- 007 スペクター (2015年公開)
個人的に良かった点
ここからは,ガチでネタバレします.
今回の作品って…正直予想外の連続でした笑
これまでの作品でも予想外の出来事っていくつもあったのですが,正直レベルが違います.
例えば,(クレイグ•ボンド以前の)シリーズでお馴染みのQが初登場したのは,クレイグ•ボンド第3作品目のスカイフォールと遅く,お決まりのとんでも発明メカもありませんでした.(これは予想外というか,がっかり?笑)
一方で,今作の驚きポイントですが,結論から言うと…
- 007の後継者
- フィリックス•ライターの死
- ジェームズ•ボンドの子どもの存在
- ジェームズ•ボンドの終幕
という4点です.
007の後継者
これ,個人的にかなりびっくりしました.
いやね.
これまでもしょっちゅう,ボンドって消息不明になっているわけです.
でも,何か問題が起こるたびに職務へ復帰し,007として活躍するのがお決まり…
しかし,今回は復帰しても,ジェームズ•ボンド以外の007がいるんですね笑
上原選手や松坂選手が,それぞれ巨人や西武に復帰した際も,元の背番号ではなかったわけですが…
実際に劇中で「永久欠番かと思っていたか?」という問いも飛び出して,僕もドキッとさせられました.
フィリックス•ライターの死
これはある意味,仕方のないことなのかもしれませんが…個人的にはちょっと残念です.
というのも彼,シリーズを通してめっちゃ活躍しているわけです.
カジノ•ロワイヤルでは,熱くなったボンドを諭してますし,慰めの報酬でも貴重な情報を流してくれています.
そんなクレイグ•ボンドと一身一体のわけですから…ある意味,仕方のない結末なのかもしれません.
ジェームズ•ボンドの子どもの存在
実はこの作品って,作中で5年の月日が流れているわけですが,その直前にジェームズ•ボンドとマドレーヌ•スワンのお別れシーンがあるんですね.
その際にマドレーヌが自身のお腹のあたりを手でさするシーンがあるんです.
正直,僕もこのシーンで「あれ,子どもいるんじゃね?」って思ってしまったわけですが…そういうことでした.
ちなみに,ボンドは5年経つまで子どもの存在を知らなかったようで,いきなり父親になる(しかも当初はマドレーヌに別の人の子どもと告げられる)わけですから,気持ちの整理をする暇もなかったはずです.
なのに,しっかり父親として娘を救うわけですから,ボンドすごいです笑
残念な点
なんか…日本に寄せてない?
終盤の結構シリアスなシーンで畳に正座するシーンがあるんですが,あのシーンはめっちゃ集中しながらも,心のどこかで「なんで日本式?」「どうして畳?」って思ってました.
この辺は完全に好みですが,少し疑問に感じました.
家族愛
007という作品で家族愛を取り扱うことが,少し無理があるのかも…
いや,クレイグ•ボンドの作品って,これまでのシリーズよりも人間味があって,愛や憎悪といった感情や人間関係について考えさせられる作品ですし,割とまとまってはいるんです.
むしろ,この結末以外なかったとも思います.
でも,ここも好みは分かれるような気もするので,一応書かせてもらいます.
まとめ
えー…はっきり言って劇場で観て欲しい作品です.
僕はクレイグ•ボンドはDVDも全て持ってますし,何度も繰り返し観てきました.
(もちろんクレイグ•ボンド以外の作品もいくつか観てます)
ヴェスパー愛溢れる僕からすれば,マドレーヌなんて…って思ったこともありました.
でも,この作品はマドレーヌのお蔭で,ヴェスパーも救われる…ような気がする作品です.
僕は観終わった直後,ちょっと震えが止まらなかったです←
いや,もう映画館を出るときも,歩き方を忘れるくらいにショックでした←
他の方が普通に歩いているのが信じられなかったです(え?)
これまで007では取り扱わなかった家族愛にも触れられており,(いい意味で)単なるスパイアクションではなくなってしまいました.
そんな007最新作は,是非お子さんがいる人に観てほしい作品でした.
観るなら是非「007 カジノ•ロワイヤル」から観てください笑
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